二月は、寒さと向き合う月

二月は、一年の中でも特に寒さが厳しく、体調管理が重要となる時期です。日数は短いものの、寒さの影響は大きく、介護・福祉の現場ではいつも以上に細やかな配慮が求められます。

朝、利用者さまにお会いすると、自然と交わされるのは「寒いですね」という一言。この何気ない会話には、その日の体調や気分、生活リズムをさりげなく確認する役割もあります。挨拶のようでいて、実は大切な支援の入口でもあります。

目次

現場でよくある二月の風景

二月の現場で避けて通れないのが、室温調整の問題です。暖房を入れると「少し暑いですね」、下げると「やっぱり寒いですね」。同じ空間にいても、感じ方は人それぞれです。

この時期は、同じ部屋の中に「少し南国」と「ほぼ北国」が同時に存在することも珍しくありません。ひざ掛けに包まれて穏やかに過ごされる利用者さまの横で、職員は動き回ってうっすら汗をかいている——そんな光景も、二月の現場では日常のひとコマです。

また、靴下を重ねたり、上着を工夫したりと、寒さ対策にも利用者さまそれぞれの個性が表れます。「今日は三枚やで」と少し誇らしげに話される姿に、思わずこちらも笑顔になることがあります。

寒い季節こそ、大切にしたいこと

寒さが厳しい二月は、体を動かす機会が減りがちで、体調を崩しやすい時期でもあります。転倒や体調不良を防ぐためには、日々の小さな変化に気づくことが何より重要です。

・歩くスピードが少しゆっくりになっていないか ・食事量が減っていないか ・表情や会話の様子に変化はないか

こうした点を丁寧に確認しながら、無理のない生活リズムを整えていきます。特別な支援ではなく、当たり前の確認を続けることが、安心した暮らしにつながります。

支援の本質は、日常の積み重ね

二月だからといって、特別な取り組みを行うわけではありません。むしろ、この時期こそ「いつも通り」を大切にしています。

・いつもより一言多い声かけ ・体調を気遣う何気ない質問 ・小さな変化を見逃さない視点

専門的な支援や計画ももちろん重要ですが、時には「今日は本当に寒いですね」という一言が、利用者さまの表情を和らげることもあります。支援とは、制度やサービスだけでなく、人と人との関わりの中にあるものだと、改めて感じる季節です。

春へつなぐ大切な一か月

二月は、春を迎えるための準備期間です。大きな変化を求めるのではなく、転倒や体調不良を防ぎ、穏やかに三月へとつないでいくことが、この時期の大切な役割だと考えています。

私たち事業所は、この二月も、地域に根ざした介護・福祉の担い手として、訪問介護・居宅介護支援・デイサービスなどの介護サービスを通じ、一人ひとりの生活に寄り添いながら支援を続けてまいります。

寒さの中にも、少しずつ春の気配が感じられる季節。とはいえ、二月はまだ油断禁物です。

今月も、介護保険サービスを通じて、高齢者の皆さまが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、現場一丸となって取り組んでまいります。

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