前回、前々回と淡路島の高齢化についてのお話などを紹介させて頂きまして、、、
今回もその続きです。
さて、前回は、洲本市の高齢化率が上昇していく、ということ、これは淡路島でも日本全国でも同様、ということを、推計値などのデータと一緒にご紹介させて頂きましたが、、、、
もう一つ、淡路島の世帯についてもご紹介したいと思います。
それは、介護保険サービスが必要になると思われる「世帯」でして、、、
「高齢独居世帯の割合」についてです。(65歳以上で一人世帯の割合)
ご家族と一緒にお住まいである二人以上の高齢世帯、あるいは独居であっても若年者であれば、、、
介護保険サービスの必要性は比較的少なくなるはずです。
なぜなら、そもそも若年者は介護が不要ですし、、、、
高齢世帯で介護が必要であっても、独居でなければ、一緒にお住まいのご家族(子供さんなど)が対応できるケースが色々と想定できるからです。
これが、高齢独居世帯ですと、、、
どうしてもすべてを一人で対応しなくてはならない、、ということになるわけでして、、、、
それだけ、一人では難しい場面が多くでてくると予測されるため、、、、
介護保険サービスへの依存度があがるだろう、、、と思われるわけです。
では、洲本市の高齢独居世帯の割合はどれくらいなのかといいますと、、、、
2015年のデータですが
洲本市:15.8% 淡路市:16.6% 南あわじ市:12.3%
となっています。
ちなみに全国平均ですと、11.1%、兵庫県12.4%ということから、、、
淡路島では、高齢独居世帯の数が平均値より多い、、、ということが分かります。(南あわじ市だけは家族と一緒が多いのですね)
また、前回のお話から、、、、
淡路では高齢化がすすみ、、、少子化、または都会へでていく人が増えており、、、、
独居になる人の割合が増えている、、、、、→今後、高齢独居世帯が増加するのでは??
ということが予測されるわけです。
ということで、、、
淡路島では、より一層介護保険サービスの必要性が増大していく、、、
実は、1970年ごろ、高齢者の医療費が無料、、、という時代がありました。
その時は、受療率が1.8倍まで増大し、、、
病院のサロン化、、、、と揶揄されるような時代があったそうです。
社会保障費が増大すれば財源が必要になりますが、、、、
それ以降、医療費についても変更があり、1割負担、、、、2割負担、、、3割負担、、、、など、、、、
少しずつ、負担そのものは増大していく傾向になっています。
実は、医療費の自己負担が増えると、、、
医療費の高さを理由に、特に低所得の高齢者で受診を控える傾向が知られているそうです。
当然、不要な治療を受けることは減っていきますが、、、、、
適正な治療まで受けなくなる、、、、、、
今後、介護が必要になっていく人が増えていく、、、負担する若者は減っていく、、、ということを3回にわたってご紹介してきましたが、、、、
当然、介護保険料が増えたり、、、、、
自己負担割合が3割負担当たり前、、、みたいになっていくこともあり得るわけです。
こうなると、医療費の自己負担と同じようなことが起こるのではないかなぁ、、、と心配してしまいます、、、、。
適正な介護保険サービスまで、控える人がでてくる、、、、
そこには、ご家族の介護負担増大や、、、、
利用者様ご本人のQOL低下など、、、、
、、、、、、
、、、、、、
そう考えると、不安な気持ちになることが多いですが、、、、、
現状でわかる範囲で、出来ることをやっていく、、、ということしかなく、、、、
たとえば、
今後は介護保険サービスを受けるための費用が増大する可能性が高い→老後のためにある程度経済的な準備が必要では、、、?
または、介護予防のために、普段から健康に気を付けて、運動をしておく方がよいのでは??
、、、、
といった、結構当たり前のことを当たり前に、たんたんとやっていくしかないのかなぁ、、、と考えています。
とはいえ、、、、それらを継続することがとても難しいのですけれども、、、、