高齢になりますと、生活習慣病にかかる人が多くなります。
生活習慣病ってどんな病気か、、、なんとなくイメージがつくかと思うのですが、実は、生活習慣病の範囲や定義には、はっきりと定められたものはないそうです。
健康増進法では「がん及び循環器病」、「健康日本21」では、「がん、心臓病、脳卒中、糖尿病等」と位置づけています。
高脂血症(血中の悪玉コレステロール濃度が高い)なども、生活習慣病であり、、、
実は、私も先日の健康診断ではコレステロールが高く、、、、
すっかり、生活習慣病に気を付けなくてはならないお年頃となっております。
、、、、、話がそれました。
で、例えば私の父親は、糖尿病を患っており、まことに血糖値が高いのですが、、、、
インスリンなどの注射はかたくなに拒んでいたりします。
この辺り、治療に対しての考え方は人それぞれだと思いますので、、、、、
その是非についてここで論じることは致しませんが、、、、
「インスリンを頻繁に注射しなくてはならない」という行為にハードルを感じる人は少なからずいるのではないかと思います。
たとえば、独居の認知症高齢者の方だけれども、毎日インスリン注射をしなくてはならない、血糖のコントロールをしなくてはならない、という方の場合、、、、
中には、私たち、介護を仕事にしている者からみても、それなりにハードルが高いな、、、と感じたりする人もいます。
といいますのは、そもそも、注射はヘルパーさんがしてはいけませんし、、、
毎回訪問看護を利用する、となりますと、すぐに介護保険の点数をたくさん使ってしまいます。
こういった方の場合、ほかに介護サービスを使っていないから大丈夫、という人もいるでしょうが、、、、
ちょっとその他の生活場面でも支援が必要、となったら、点数には十分気を付けないとオーバーしてしまい、自己負担金が高くなってしまいます。
ノック式の簡単に注射ができるようなものも最近はあるのですが、、、、
認知症のため、忘れてしまって、一日に何度も注射をした、、という人の話も聞いたことがあります(私が担当した実際のケースにはありません)
もちろん、やってやれないことはないのでしょうが、、、、、(そうやって生活をしている人はたくさんいらっしゃいますので)
、、、、やはり、「インスリンの自己注射」には、それなりのハードルをどうしても感じてしまう、、、、、
ここで、本日のタイトルにようやくたどり着くのですが、、、
糖尿病の患者さんの体にロボットを埋め込み、自動で薬を注入する、という技術が、現在開発中です。
詳細はリンク先の記事をよんでいただきたいのですが、要約しますと、糖尿病患者の体内に埋め込んだロボットを無線操作し、ロボットの輸液ポンプでインスリンを注入するということで、、、、
ロボット内のインスリンが少なくなると、薬剤を含む磁気カプセル人が飲み込み、体内のロボットにインスリンを補充する、というものだそうです。
これだと、一度お薬を服用してしまえば、しばらくはロボットがインスリンを注入してもらえるので、、、、、
手間暇は格段と下がりますし、、、
何より、注射のしすぎや注射忘れもなくなります(インスリンがなくなるころには、薬剤入り磁気カプセルを服用してもらえるような声掛けや支援は必要ですが、頻度としてはずいぶんと減ります)
何がすごいかといって、この技術、もちろんその他の病気にも応用がきくわけで、、、、
たとえばパーキンソン病なんかにも使えそうです。
記事中には、いろんなガンの治療にも有用、ということが書かれています。
ただ、一つ気になることもありまして、、、、
豚の体内で実験をしましたところ、おおむねうまくいったようなのですが、、、、
「一部でロボット本体に豚の体液が浸入していることが確認された。針の出し入れの際に本体に流れ込んだと考えている。密閉性の強化が課題として残った。」
という、何やら心配になりそうなことも、、、、、、、
とはいえ、、、こういった技術が、実装されたら、、、、
糖尿病で苦しむ多くの人の在宅生活にとって、心強いのではないかな、と思います。
今後の技術開発に期待!
QOLを高めてくれそうな技術が続々と開発されてますので、、、、
今後も注目です♪