高齢者の移動手段

2023 2/20

2023.02.20

皆様、こんにちは

連日寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

豊生ケアサービスでございます。

さて、、こんなに寒い日が続きますと、外にでるのもおっくうになるというもの。

私たちでさえそうなのですから、、、、

運転免許証を返納されていたりするケースが多い高齢者の皆様ですと、

その思いはより一層強いのではないかと思います。

実際に、高齢者の方と多くかかわってきて思うのが、「移動手段」の少なさです。

淡路島では、電車がありませんので、、、、、

友人知人、家族など、車に乗せてもらえる人がいない、という場合は、、、、、

自然、タクシーかバスに頼ることになるわけですが、、、、、

タクシーはそれなりにお金がかかってしまう、、、おまけに、近距離の移動なら、そもそも乗車の時点でイヤな態度をとられてしまい、、、利用するのに気を使ってしまう、、という方もすくなくありません。

一方、バスは停車する場所がある程度決まっているので、タクシーほど自由度がなく、そのために歩く事がバス停から近距離であってもつらいという高齢者の方にとっては、便利とはいえない移動手段です。

そんな中、、、非常に便利な福祉有償運送というものがありまして、、、、、

予約をとる必要はがあるので、今言って、いま来てもらう、、ということは難しいケースも多いのですが、、、

料金が安いタクシーといった感じで、事前に受診などの日程が決まっている際には、非常に使い勝手がよく、、、、

おまけに車椅子などでも対応していただけるので、本当にべんり！！！

だったんだけれども、、、近々、、、洲本市の福祉有償運送をされている所が、やめられてしまう、、、という情報が耳に入りまして、、、、、、、

今まではそこに頻繁に頼っていただけに、、、、

非常に不便や不安を感じている方も、周りにいらっしゃるようです、、、、。

実際に、私がかかわりを持たせて頂いている利用者様も、、、、、

これらのサービスを使っておりましたので、、、、

これからはどうしよう、、ということで、ご相談を寄せられたりしています。

似たような支援で、介護保険を使った通院等乗降介助というものがあるのですが、、、、、

基本的には家族のタクシー同乗がダメだったり、、、病院へ行くことが基本的な使用用途だったり、、

要介護１より介護度が重い方でないと原則使用できない、、といったような、、、、

色々な制限がありまして、、、、、

やっぱり、ちょっと使いづらいんですよね汗

このあたりは、公共交通機関が発達していない淡路島や田舎、山間部の泣き所といいますか、、、、

これは、、、、ちょっと、すぐに解消されなさそうな問題です、、、、

そして、外出ができない、ということが、受診、買物などのハードルを上げ、交流の幅もせまくなり、それが閉じこもりにつながっている　→　とじこもりは健康を損なうリスクを上げて、さらなる受診、買物のハードルを上げ、より交流の幅もせまくしてしまう、、という、、、、

悪循環を引き起こすことが容易に想像できてしまいます。（あくまでも、推察です。「日常の生活に問題のない健康な高齢者であっても、社会的な孤立と閉じこもり傾向が重積している者では 6 年後の死亡率が、どちらも該当しない者に比べて 2.2 倍高まる」という論文もあり、その推察は的外れでもないとは思いますが）

百歩譲って、健康リスクの話を抜きにしたとしても、行きたいときに行きたいところに行く、という活動に制限がかかるのは、個人のQOLを下げることは明らかです。

今すぐ、この問題をどうこうするような解決策は知りませんが、、、、

長期的には解決策がありそうな、、、そして、その答えは、、、、やっぱりAI！！ということになるのでしょうか。

なので、、、私自身としては、AI等による車の自動運転が実装される世界の到来を期待しているのですが、、、、、

現時点では、まだもう少し未来のような感じですね汗

そうしたら、、、、自動運転でドアからドアを繋げることのできるサービスが安価に提供されることになるのではないかなぁ、、、、、

そういう便利な時代が早くきてほしいです

私が免許証を返納するころには、、、そういう自動運転技術のレベルも最高の５まで上がっていて、、、

すでに普及をしている一般的な技術だといいなぁ、、、と思います

それまでは個人的には健康に配慮して、少しでもながく自分での運転ができるように元気に過ごします、、、、

さしあたって、、、、、、、利用者様で受診等に困られている方は、、、、

他の資源を考えていくしかないですね汗