腰痛対策

こんにちは。

このブログを記載しているのが、9/17のお昼ごろなのです。

そして、、、、この三連休中に、猛烈な台風が日本列島に襲い掛かろうとしています、、、

きっといろんな所に爪痕を残して、自身は温帯低気圧となり、消えていくのでしょうが、、、、

残った爪痕に寄り添わされ、生活をしていかなければならない私たちにとって、

その影響の大きさは心配の種です。

道路、橋、河川、ため池や古家なども気になりますが、

農家の皆さんにとっても、今回の台風が与える影響について、気が気ではない、、、というところでしょうか。

以前、稲刈りをして、刈ったお米を木製の馬にひっかけて、天日に乾かすというお手伝いをしたことがあったのですが、、、

乾かしている間に、やはり台風のせいで、馬は倒れてしまい、お米は水に浸されて、、、、、、という経験があります。

あの時ほど、農家の皆様のご苦労に思いをはせたことはありません。

大部分の稲は機械で刈り取ることができるのですが、どうしても機械が入らない所は、人間の手で稲を刈る必要があります。

そして、、、かがんだ状態で稲刈りをしていく、、、自然、腰に負担がかかり、痛みを覚えて、、、ということですが、、、、

そういった苦労も、台風にかかると、一瞬でやりなおし、、、、とまではいかないか、でも、まぁある程度やり直しですからね~、、、、、、

いずれにしても、農業というものは大変腰に負担のかかるお仕事だな、、、と思った記憶があります。

そして、、、、高齢者の方に腰が曲がっていたり、、、、腰痛持ちが多い、、、、というのも、もしかしたら、かつては農業従事者が多かった、という所に関係があるのかもしれませんね、、、、、。

さて、今日のブログの内容は、タイトルの通りですが、、、、腰痛について興味深いニュースがありましたので、ご紹介させていただきます。(台風や農業についてではないです)

~ここから~

山形大学大学院医療政策学講座講師の池田登顕氏らは、反実仮想モデルという手法を用いて、4年間のBMIの変化が6年後の腰痛に及ぼす影響を検討。その結果、BMIが4年間に5%上昇すると腰痛の発症リスクは11%上昇すること、握力が弱い集団でのリスク上昇は17%とさらに影響力が大きいことが示されたとJ Gerontol A Biol Sci Med Sci(2022年9月8日オンライン版)に発表した。

 体重の増加は腰痛の発生要因、体重の減少は腰痛の緩和要因と考えられている。肥満は死亡などの健康リスクを高めるが、全身の筋力の指標とされる握力が強い高齢者では、肥満があっても死亡リスクが低いことが報告されている。しかし、肥満状態の変化が高齢者の腰痛に及ぼす影響や握力との関連については詳しく分かっていない。

 そこで池田氏らは、4年間のBMIの変化が腰痛リスクに及ぼす影響に加え、握力の関与についても検証した。

~略~

なお、BMIの上昇はBMI 18.5以上の者、BMIの低下はBMI 25.0以上の者を対象に検討した

~略~

 その結果、BMIが4年間に5%上昇すると、腰痛の発症リスクは11%有意に上昇した〔リスク比(RR) 1.11、95%CI 1.04~1.19、P=0.002〕。

 握力の強度で層別化して解析したところ、弱握力群ではBMIが4年間に5%上昇すると、腰痛の発症リスクは17%上昇(RR 1.17、95%CI 1.05~1.31)したが、強握力群では有意な関連は認められず(同1.04、0.91~1.20)、BMIと腰痛との関連は握力が弱い集団において著明であることが示された。

 一方、BMIが4年間に10%低下すると、腰痛の発症リスクが18%有意に低下した(RR 0.82、95%CI 0.73~0.92、P=0.001)。ただし、BMIの低下割合が大きくなっても、それに伴う腰痛リスクの大幅な低下は認められなかった(RR 0.75~0.82)。

 以上から、池田氏は「BMIの上昇で腰痛リスクが高まり、その影響は握力が弱い集団において著明である。したがって、特に握力が弱い集団に対しては、肥満の予防や改善といった対策が重要だ」と結論。また、「BMIの低下で腰痛リスクは下がるが、BMIの低下割合が大きくなっても腰痛リスクの大幅な低下には至らなかったことから、BMI 25.0以上の過体重および肥満者に対しては、10%のBMI低下が腰痛回避の目安となることが示唆された」と付言している

~ここまで 時事メディカルより ~

→ BMIが4年間に5%あがると腰痛発症リスクが11%増加

→ 弱握力では、4年間でBMIが5%あがると、腰痛発症リスクは17%増加

→ BMIが4年間に10%低下すると、腰痛発症リスクが18%低下

、、、、、という、BMIの数値と腰痛の発症、一部弱い握力の人との相関関係を示しているのですが、、、

以前のブログで、体重、BMIが低すぎることに対する問題点を紹介したことがあったのですが

そこでBMI:20~29.9まで・・・の人の死亡リスクがもっとも低いようである、という研究結果について紹介をしています。

やせすぎの人については、高齢者の方は死亡リスクがあがる、ということで、それなら、まだ太っている方がよいかもね、、、もちろん、太りすぎはダメだけれどもね、、、、という話でした。

今回の研究では、BMIが25%以上で、腰痛リスクが上がる、、ということを指摘しています、、、、

つまり、BMI25~29.9の人について、死亡リスクは上がるわけではなくても、腰痛のリスクが上がる

→ということは、人生の質が下がるリスクは高くなる、、、、ということで、、、、、

まぁ、長生きと腰痛の二つのモノサシでみてみると、やせすぎず、ふとりすぎず、、、標準くらいの体重でいるのが一番よい、、、ということになりますでしょうか。

、、、、まぁ、こういうことって、いわれなくても、常識でわかりますよね、、、という所も大いにあるかと思うのですが、、、、

数字で説明をされると、説得力って増しますよね。

ということで、、、、BMIが25以上ある方、、、、腰痛予防のためにはBMIの数字を10%落としましょう。

握力が弱くて、腰痛が心配な方、、、、、、肥満の予防・改善を目指しましょう。

体重が重いと、膝にも影響があるのはよく言われるところですが、腰にも関係があるんですね~。

まぁ、太りすぎは健康にわるいよねということは、理屈抜きにして感覚・経験で予測できるのですが、、、

今回の話にでてきた腰以外にも、膝、血管、、、、、他にも、たくさんあるかもしれませんね。

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