自由な時間と主観的幸福感

こんにちは

淡路島で、デイサービス、有料老人ホーム、ホームヘルパー、ケアマネージャー、放課後等デイサービス、就労継続支援B型、飲食など運営している豊生ケアサービスです

まだまだ日中は暑い日が続きますね。

皆様、お変わりないでしょうか。

さて、、、早速ですが、、、本日のタイトルにありますように、自由時間と主観的幸福感について、、、、

皆様に少しご紹介したいと思います。

まず、、、最初にも少し触れました通り、、、、

豊生ケアサービスは、基本福祉のおしごとをしている会社です。

中でも、高齢者福祉に関わるお仕事が多く、、、、

私自身も、高齢者の方と接する機会が非常に多いわけですが、、、、、

高齢者の方とお話をしておりますと、一日が長く、退屈である、といったお話をされる方が多いことに気が付きます。

もちろん、人により、意見は様々なのですが、、、、

社会のために尽力をしてきて、さて、、これからゆっくりと楽しむべき、第二の人生、、、という段階において、、、、

「たいくつである」

という事実、、、、

この辺り、高齢者の方と関わるお仕事をしている身としては、、、、、

どうにか、いきいきと元気にすごせるヒントは何かないものか、、、、、

そんなことは常々考えておりました。

もちろん、身体に痛みがなく、歩く事も自由にできるし、使える貯金もたくさんあるよ、、、、

、、と、、こういう状況なら、仕事に追われず、自由な時間が多い人生の時間は楽しいはず!!!

でも、、、実際、年齢を重ねますと、、、、

あちこち痛い、、、、

自由に歩く事も大変、、、、、

体力も低下して、旅行に行くのも、何をするにもおっくう、、、、

大好物だった食べ物も、歯が悪くなっておいしく食べられない、、、

目も見えづらく、耳も聞こえづらい、、、、見るもの、聞くものを楽しみづらい、、、

年金だけでは、自由に遊びにいける経済的な余裕もない、、、、、

そもそも、、、長年の人生経験の中で、楽しいものにも数多く触れてきて、いまさら楽しく感じる何かがない、、、

、、、、と、自由な時間はあれど、それを活用し、楽しむためには、あまりにも困難な壁(と本人が感じやすいであろうモノ)が、いくつも立ちはだかっている、、、、

結果として、、、、

若く、元気なうちの、早めのリタイアに惹かれる人が多いのかな、、、などと、自分なりに、そんなことを想像しておりました。

ところが、、、、最近、お仕事を退職された方のお話を聞きまして、、、、

こちらの方は、まだ、60台で、、、

多少、関節の調子が悪いところなどもあるようですが、、、

それでも、活動をするのには全く問題なし、、、、。

第二の人生を楽しまれるのかと思っておりましたところ、、、、、

数か月もしないうちに、退屈、、ということで、、、、

また、再就職されておりました汗汗

この方の例でも、毎日旅行に行ったり、遊べるようなお金があればまた違うのかもしれませんが、、、、、

それでも、お金がかからずとも楽しい時間の過ごし方はたくさんあるはず、、、、、

なのに、ここでもまた、「たいくつ」という言葉が、、、、、

これって、、、アーリーリタイアをしても、、結局同じじゃないの、、、??

そんなことを考えておりますと、、、、

こんなものがありました

長すぎる自由時間・短すぎる自由時間は、主観的なウェルビーイングの低下と関係がある

ざっくりといいますと、

1 自由時間が2時間を超えるまでは、主観的幸福感が増加するが、2時間以降は横ばい、5時間を超えると低下する

2 自由時間をわずか(15分)・適度(3.5時間)・長い(7時間)に分けて、それぞれどの程度の満足感や幸福度があるかを想像してもらったところ、適度に比べて、わずかと長い、が幸福度が低かった

ということがわかったのだそうです

対象者が、定年退職をしている人や、失業中、という、長い自由時間がネガティブに作用するような人々を除外したとしても、やはり効果は持続したそうです。

自由時間がわずかな群では、適度な群に比べて、ストレスを多く感じ、自由時間が多い群では適度な群に比べて、自分が生産的な活動をしていないと感じる人が多かった一方、

活動的な時間としてうちこめるケースにおいては、7時間以上~であっても、幸福度は下がらなかった、、といいます。(それでも、適度な時間の人と同程度にとどまっている、、)

そう考えますと、、、、、

先ほど例に挙げた、退職したばかりで体が元気な60台の方のお話も、、、、

本人にとっての生産的と思われる時間の過ごし方をすることが難しく、、、、

それなら、、、と、、、、

「生産的な時間の使い方」 = 「今までやってきた、お仕事を通じて対価を得て、人や社会に貢献する」

にまた、戻られたのだ、ということも理解できます。

その方が、本人にとって、主観的幸福度は高く、、、、

まぁ、一言でいいますと、

「めしがうまい」

のだということです。

さて、ここで、話はもとに戻ります。

私たちは介護のお仕事をしているわけであり、、、

メインのお客様である、高齢者の方が幸せに生きるためには、どういうことが大切であるのか?

この辺りをある程度押さえていないと、変な方向の支援をしかねません。

ということで、、、、、

高齢者の方で、活動も縮小し、身体も痛い、、楽しいこともあまりない、、、こういわれる方が楽しく、いきいきと、主観的幸福感を感じながら日々を過ごすにはどうするべきか、上記の研究結果から、示唆されていますのは、、、。

① 自由に使える時間を適度な量に減らし、それ以外を義務の時間で埋める

または、、、、

② 自由な時間を長時間のままにする場合は、本人にとって生産的とかんじられる活動を行う

③ 自由に使える時間を短時間にしない

ということが、上記の研究から示唆されているわけです。

まぁ、、、ほとんどの高齢者の方は、③のケースは少ないと予測されますので、①と②のケースについて改めて眺めてみると、、、、、

ん???これは、日常的に、殆どの人が行っていること、、、上記の60歳台の人が改めて選んだ道、、、、

なのではないですか???

つまり、、、、、「はたらく」ことが、①または②を達成するためには手っ取り早い!!

8時間のお仕事は、モロ①ですし、、、、、、、

対価を得る、という労働行為については、生産的な行為であると感じる人が多く、それはつまり、②です。

仕事のあとの一杯がうまい!という世のお父さんの言葉は、、、、、

シンプルではあるものの、本質を突いた一言だったわけです。

でも、、、お仕事をするには、ある程度健康な体と、、、、

ある程度見える目、聞こえる耳、、、、

最近の機器などにも、抵抗なく順応できる程度のスキル、、、、

こういったものが必要になってくるケースがほとんどでしょう。

そうなると、たとえば、80~を超えているような方ですと、難しいケースが多いことが予測されます。

(もちろん、80歳~であっても元気にお仕事をされている方も多くおられ、それは素晴らしく、誇るべきことです。あくまでも、一般的に、難しい方が増えてくる、ということです)

となると、、、お仕事に代わるものとして思い浮かぶのは、、、、、家事、、、、とか、、、??

、、、、まぁ、それ以外であったとしても、本人様が生産的だと思える活動がよいのだ、ということですね。

、、、ご家庭で、退屈だ、、と活力なく、過ごされているご家族を介護されている方、、、、

もしかしたら、上記のお話が、何かのヒントになれば、、と思います。

、、そういえば、、、、年金を受け取る年齢を段階的に引き上げるような施策をしている日本ですが、、、、

これもある意味、国民が健康的に過ごしやすくなるための、一つの方法かもしれません 汗

とはいえ、幸せの感じ方も人それぞれ、、、、、、

一律にこうだ、といいきれるものでもありませんので、、、、

一般的にはこういう傾向があるとしても、、、、

各個人の支援にあてはめる時には、、、、

あくまでも、参考程度に留めておくとよいのかもしれません、、、、

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